aobaブログ第3弾は私DJ SHUNがMIXCDも大人気の「DJ CASIN」さんにインタビューを敢行!!
イベントでもいつも気さくに話しをしてくれるCASINさんが現在に至るまでのお話や、今のシーンについて、好きな音楽について等語って頂きました!
知られざるCASINさんの素顔をお見逃しなく!
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【DJCASINプロフィール】
ファッションも重要だ、否定しない。しかし、アイツが1枚5800円の新作Tシャツを一喜一憂しながら選んでいる間に、DJ CASINは数枚のレコードを買い、数パターンのルーティーンを思いついている。いかにその瞬間を楽しむかを大切にし、いつだって最高の状態を欲深に追い求めている。HIPHOPという財産を大事にしつつも、独自の地に足ついてない音楽観を利用して様々なジャンルをビート、もしくはメロディーで渡り歩く、そんなスタイル。
【DJ CASIN/Blend Nubian(ダイジェスト)】
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※「DJ CASIN」以下「C」、「SHUN」以下「S」
S:DJを始めたきっかけはありますか??
C:うーん、直接的なきっかけってのはないんだけど、
中2ぐらいの頃からスチャダラにハマって、
そっから自然にHip Hopを聴くようになり、
ある程度レコードが貯まり、
高2の時にDJセットを買って始めたって感じです。
最初はDJをするより、
とにかくレコードを聴くほうが好きだったかな。
S:最初に買ったレコードはなんですか??
C:ビギー(Notorious B.I.G.)の「Big Poppa」の12インチだね。
大袈裟な演出で言うと、少ない知識と偶然性で辿り着いた一枚。
S:最初に実践した練習方法や、手本にしたDJ、MIXCDはありますか??
C:Stretch Armstrongのラジオプレイを録音したTapeや
まだ大味じゃなくスキルフルだった頃のFunkmaster FlexのMix Tapeを
好んで聴き込んでいたせいもあって、DJセットを買う前から、
基礎的なミックスやカットインの理論は何となく理解できてたので、
その当時、祖母から横取りして使ってた
若干ピッチを調整できるポータブルのレコードプレーヤーで
そのTapeの音に合わせてミックスやカットインの練習をしてたね。
スクラッチに関しては「Vestax Extravaganza 1999」のISPとMelo-Dのショウケース。
その後数年はQバートとDスタイルズ関連の映像作品をだいぶ追ってたね。
技術はもちろん、間の取り方や
スクラッチにおけるフロウの重要性なんかにもだいぶ影響を受けました。
S:MIXもさることながら「ターンテーブルリスト」と呼ばれる方たちを手本とされていたようなんですが、どのような部分で魅力を感じましたか??
C:レコードを聴いたり、Mix Tapeを作ったりするのはずっと好きで続けてたんだけど、
20歳の時にふと「何かしっかりとした武器を持たなきゃこのまま続けてても何も変わんないな」って思って、
DJバトルやターンテーブリストのビデオを買いまくって練習しまくったのが、きっかけ。
んで、その当時のターンテーブリストシーンって凄い層が厚くてクリエイティビティーだったから、
ビデオを観て研究するうちに単にスキルだけではなく,、
ルーティンの構成や選曲センスにも影響を受けたんだけど、
それって短時間でDJの様々な要素を濃縮したようなものだったから、
クラブプレイやMIX作りにも応用できる魅力があったんじゃないかな。
S:なるほど!
確かにDMCを見ていても、彼らのルーティーンは勉強になります(^^)
ターンテーブルリストへの勉強と練習が今のCASINを形成する「素」になっているんですね!
S:最初にClubデビューした年齢とイベント(クラブ名)、思い出があれば是非教えてください
C:17の時に、ブルーブルー eastでだね。
今famがある場所。
高校生昼パー。
思い出はそんなに覚えてないかな〜。
あらかじめ家で練習した通りの選曲やピッチを
詳しく書いた紙を見ながらやったよ。
それなりに失敗したんじゃないかな。
そのあたりに知り合った
SMCのHi-Rockはその当時から
スクラッチがうまかったよ。
S:CASINさんをはじめ、お話にも出て来ましたSMCの皆さんは現在仙台を引っ張っていらっしゃいますが、現在の仙台のシーンをどう見ていらしゃいますか??
C:色んな人がいて面白いんじゃないかな。
別に引っ張ってるなんて意識はないんだけど、
あえておこがましいことを言わせてもらえれば、
既存のシステムから外れて、
もっと好き勝手やる人が出てくれば更に面白くなるのかも。
S:「既存のシステム」と言うと、グループだったり、チームということですか??
C:いや、そういう事ではなくて、
おおまかに言うと、
音楽とはあまり関係なく、
要領よくコネクションを築ける人が
イベントっだったりを主催している状態の事。
好きでもない人に媚びを売ったり、
誰々さんがいいって言ってたから、
アノ人はカッコイイって評価するような
自分の考えを持たず、それなりに
人間関係を築いていっちゃてる人が
強いとされてる事が少なからずあると感じてて。
人間関係も大事だけど、
それ以前に自分の考え、趣味・趣向が
あまりにも感じられない人が見受けられる
時があるかな。
もちろん、精力的な行動力に伴って、
カッコイイ事をしてる人もいるけどね。
偉そうな事言ってすみません。
S:CASINさんの思いをまとめますと、「人に流されず自分自身の音楽性を正直に表に出してイベントや人間関係を作っていく」ということでしょうか??
C:そうだね。
S:イベントでDJをされる際に気をつけていることを教えてください
C:自分本位にやること、
自分勝手にならないこと。
S:それを可能にするにはいろんな曲を知っておかなくてはいけないと思うんですが、選曲のコツはありますか??
C:んーコツかどうかはわかんないけど、
心掛けていることは
なるべく偏見を持たないで曲をチェックすること。
あとは偶然を大事にすること
S:かっこいい偶然を生み出すには曲をしっかり聞き込んだり、練習が大切だと思いますが、家では毎日どの位練習されるんですか??
C:今は練習ってゆう練習はそんなにやってないよ。
スクラッチの魔力に取り憑かれてた
20代前半は1日4~5時間はしてたかな。
真夏に全裸で大量に汗かきながらとかね。
S:CASINさんの中でのBEST MIXがあったら曲名と繋ぎ方教えてください
C:自分のMIXに関しては
どれが特に気に入ってるとかはないかな。
その時の気分で変わるしね。
今まで聴いたMIXで一番衝撃的だったのは
DJ Kiyoさんの「Give Me A Break Volume Five」っていう
Mix Tapeだね。
ブレイクビーツなど、BPMの早いHip Hop以外のジャンルを
積極的に取り入れてるんだけど、それが逆に元来持ってた
Hip Hopの雑食的魅力を最良の形で表現したような作品。
S:CASINさんが心から好きなリズムや楽曲を教えてください
C:そんなに意識したことはないけど、
一番慣れ親しんでるHip Hopの定番リズム、
BPM90台がしっくりくるのかも。
曲はKojak 「You Can´t Stop It (DJ Spinna Remix)」かな。
あまりにカッコ良くて、この曲をプレイしたり、
Mixに入れたいがために、ハウスなどの
BPMの速い曲を色々買っていくようになったんだよね。
きっかけは。
S:仕事とMIXCDのリリース、イベント出演等勢力的に活動されておりますが、自分を奮い立たせる方法は何かありますか??
C:常に奮い立たせたりしてるわけではないけど、
音楽に限らず刺激になるようなことは
日常生活において自然と探してるかな。
ゆとりを持ちつつ。
あとは、イベント前だからとか、MIX CDを作るからって
ことで追い込んで作業をするってよりも、
案とヒント、アイディアが思い浮かんだら、
なるべく、その時に具現化してみるように心掛けてるかも。
S:今後イベントに遊びに来る人や、リスナーに音楽や一つの文化として「DJ CASIN」をどう受け止めて欲しいですか??
C:好きか嫌いかは自由に聴いて感じて自分で判断していただければ幸いです。
S:なるほど…
お客さんにも趣味趣向はありますが、あくまでも「自分勝手」にはならず、「自分本位」を貫きたいという事ですね!
S:CASINさんの今後の目標(野望)を教えてください!
C:期待はしないけど、希望は持って今後も続けられればいいかな。
抽象的でごめんなさい。
S:僕自身「期待」は他人にするもの、「希望」は自分で叶えるものだと思っていますので、今後もCASINワールドを多くの人に広めていって欲しいです!
S:ここ最近はDJのPC化でレコード離れはもとより、タンテを持っていないDJも増えていますが、現在もレコードで頑張っている若手やPCを駆使して上を目指している若手にアドバイスをお願いします!
C:いやーそんなアドバイスできる立場じゃないよ。
強いて言わせてもらえるなら、
自分の合ったスタンスやフォーマットで楽しくやり続けてください、って感じですかね。
S:最後に「これだけは言わせてほしい!」という事や、イベントやリリースの告知があれば是非お願いいたします!
C:12月中旬あたりに、
MIX CDとZine(Copy Paper Book)のセット、
DJ Casin x Akira 「Door」というのをリリース予定です。
内容・パッケージング共に面白いモノができそうなので、
ご興味いただければ幸いです。
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いかがでしたでしょうか??
今までDJCASINさんのプレイを聞いて踊ったり癒されていましたが、内面に迫る事で今までよりもCASINさんのDJが深く感じて頂ける様になったら幸いです!
僕自身もインタビューを通し音楽の幅の広げ方を知り、選曲の心がけを考えさせられました。
ただ一つ後悔は「DJのトリビア」を聞き忘れてしまった事(以前クロスフェーダーの滑りを良くする方法を教えてもらいましたw)。それは今度お会いした時聞いて見ます!
今後もaobaブログでは「気になるあの人」を追って行きます!
リクエストがあれば是非!
インタビュー受けたいという方も是非!
直接僕にお話し下さい(笑)
ご意見・ご感想もお待ちしております!
次回もお楽しみに~♪
文:DJ SHUN
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